トリートメントで白髪が染まる原理とは?

髪を傷めずに白髪を染める白髪用トリートメントには一般的な白髪染めで使用される酸化剤やアルカリ剤などの化学薬品は使用されていません。ではどのように髪を染めるのでしょうか?

化学薬品以外の染料はあるのか?

トリートメントは染料としてHC染料塩基性染料植物系染料が使用されています。酸化染料やアルカリ剤は配合されていないので、髪の内部に無理やり着色することはありません。

HC染料は分子が小さいため、髪の表面のキューティクルの隙間から内部に入り、浸透して黒くします。塩基性染料は髪の表面をコーティングするように着色します。

もともと髪はマイナス電荷を帯びており、塩基性染料がプラス電荷を帯びているため、それぞれが引き寄せ合い付着する原理です。植物系染料はそれ自体では髪を染めることができませんが、HC染料や塩基性染料と混合することで染毛効果を発揮します。

染まり具合は事前にチェック!

化学薬品を使用せずに白髪を染める白髪トリートメントの染料にはHC染料や塩基性染料、植物染料があります。ですが、HC染料も塩基性染料も種類は沢山あり、染まり具合は染料の絶妙な配合バランスによって決まります。ですので、実際に染めて染まり力を確かめる必要があります。