アルカリ性の白髪染めは傷みやすい?

髪も含め人の体はタンパク質で構成され弱酸性の性質です。ですので、ヘアケア商品も弱酸性だと髪へのダメージが少ないのです。その性質レベルを表す指標にPHがあります。

PHは低い方が良い?高い方が良い?

PH値はアルカリ性と酸性のレベルを0から14までの数値で表したものです。

真ん中のPH7を中性として、値が小さいほど酸性の性質が強く、大きいほどアルカリの性質が強くなります。髪の毛はもともと弱酸性でして、酸性に強く、アルカリ性に弱い性質があります。

一般の白髪染めは、PH値10~PH値12のアルカリ性でして、髪がアルカリ性に弱い性質を利用して、キューティクルを破壊して着色します。白髪トリートメントはキューティクルを破壊することはありませんが、PH値が大きくなるほど、髪の毛へのダメージが強くなります。

まとめ

髪の毛のPHは3.0~6.0(弱酸性)ですので、ヘアケア商品のPH値も低い商品が髪へのダメージはありません。髪を傷めずに染めるにはPHが低い方が良いのですが、その他にも染まり具合やトリートメント成分による仕上がりなど、求める基準に優先順位をつけて自分に適した商品を選んでいただきたいものです。